専業主夫始めました。

妻の出産を機に、専業主夫になった元理学療法士の日記

妊婦さんは胎児と一緒に不安を抱いていると思うんだ

みなさんこんばんは、孫兵衛です。

今日はいっぱい寝てしまいました。

たまにはそういうときもありますよね。。

 

昨日で、妻が妊娠23週になりました。

赤ちゃんをお腹に抱えて、医師という仕事をするということは本当に大変なことなのだと思っています。

疲れやすくなるだろうし、変な動悸もすれば、お腹も張ってくる。

この大変さは、僕ら男性は知識としては知っていても肩代わりしてあげることはできない。

 

妻の職場は小児科です。

妻曰く、職場のスタッフたちは『妊婦』に対して理解もあり、仕事のコントロールもしてくれるため、非常に仕事がしやすいとのことだ。

一方で自宅に帰れば、暖かいご飯が出てきて、洗濯物も済んでいる。

妻はよく「自分は幸せ者だ」という。

 

そんな幸せ者の妻は、最近よく泣く。

寝る前に寝室でお話をしていると、ふとした瞬間に涙を流す。

「自分のことが不甲斐ない」というのだ。

 

自分の思った通りに仕事ができない・・・

周りに迷惑をかけてしまっている・・・

出産後もしっかり働けるのか・・・

赤ちゃんは元気で生まれてくるのか・・・

孫兵衛さんばっかりに家事をさせて申し訳ない・・・

 

僕は「大丈夫大丈夫」と手を握って上げることしかできない。

 

初めての妊娠・出産ということもあり色々と不安も多いのだろう。

お腹の赤ちゃんが、無事に成長していくということは、決して当たり前ではない。

小児科医として、様々なことを知っているからこそ、不安もあるのだろう。

小児科の先生たちは、だからこそ、妊婦さんに優しく配慮してくれるという。

妊娠ー出産というイベントが、いくつもの奇跡の重なりであることを知っているから。

 

だから僕は言う

「君が医師として、先輩になったときに後輩にも同じようにして上げなさい。

 自分がしてもらって嬉しかったことを後輩にできるようにね」

 

何様のつもりだ。

という感じだが、残念ながら僕にできることはあまりない。

体調の悪い妻に代わって家事をしたり、不安な妻を笑わせたり・・・。

少しでも妻の不安を取り除き、出産に向けて一緒に奇跡を積み重ねる。

それがきっと父親になっていくことなのだと思う。